ドメイン移管(トランスファー)
投稿日 2024/03/14 ネット関連 #Blogger #ドメイン
昨今の事情でドメインを維持するのも大変になっています
このたび長いこと利用していた お名前.com から エックスサーバー にドメインの移管(トランスファー)をしました
費用は、1円でした
移管をするとドメインの使用期間が1年延長されるので、更新時期に移管すると1年分の費用がお得になる利点もあったりします
ドメインの移管だけなら条件を満たしていれば簡単ですエックスサーバー|高速・安定の高性能レンタルサーバー
※ 条件は、.jpドメインとそれ以外で異なるので確認が必要
※ 移管は、移管元と移管先、相互に手続きをするため手順には注意
最初に移管は簡単と書きましたが、注意することは多いので少しでも疑問に思ったりすることがあれば、必ず確認してから時間や日数には余裕を持って移管を行うことをオススメします
ネームサーバ(DNSサーバ)など利用している場合も注意しないといけません
これは、とても重要です!!
サーバ移転はドメイン移管とは別の手続きが必要だからです
僕の場合で例えますと お名前.com で、ドメインとネームサーバを利用していました
エックスサーバーへドメインの移管が完了するとDNS情報は引き継がれますが、ネームサーバは お名前.com のままです
お名前.com では管理ドメイン以外のネームサーバ利用は有料です
利用する場合、ドメインの移管前に申し込みをしたほうがいいでしょう
移管完了後は管理画面にアクセスできなくなり、移管前のドメインに対して一切の手続きができなくなります
ネームサーバの移転は、移管前か移管後に行います
(移管と同時に行うことはエックスサーバーでは推奨していない)
少しの間、移管元と移管先のネームサーバで重複期間を設けてwebサイトへのアクセスやメールの送受信に支障が出ないようにするのが本来の手順になります
今回は個人的な事なので、あえてサーバ移転の手続きをしないでDNS情報が抹消(消去)されるまで放置して、その後エックスサーバーでネームサーバの設定をしてDNS情報が反映されるまでの時間を確かめてみました
DNS情報が抹消されたのは、6日後
移管完了後、6日後に消えましたつまりこの時、web、メール、などが使えなくなったということです
移管後にサーバ移転するなら、この6日の間が移転の猶予(重複)期間ということでしょうか
エックスサーバーのネームサーバを設定すると、以下のネームサーバが利用可になりDNSレコードの設定ができるようになります
- ns1.xdomain.ne.jp
- ns2.xdomain.ne.jp
- ns3.xdomain.ne.jp
ここからは僕が利用している Google Workspace(旧G Suite) と Google Blogger のDNS設定です
共通設定なので、個別に探して参照するのがめんどくさい場合はどうぞ
Google Workspace(旧G Suite) DNSレコードの設定
以前にドメイン所有権の認証を終えていた場合、新たに認証の設定をする必要はありませんGoogle WorkspaceのMXレコードを追加します
知らなかったのですが、現在はGoogle Workspaceの利用開始時期で追加するレコードが異なるので注意しましょう
僕はGmailをマイドメインで利用しているので、メールを追加します
他のアプリケーションも利用している場合は、それらを追加します
2023年3月末までに登録の場合 | ||||
---|---|---|---|---|
ホスト名 | 種別 | 内容 | TTL | 優先度 |
空白(.ドメイン名) | MX | aspmx.l.google.com | 3600 | 1 |
空白(.ドメイン名) | MX | alt1.aspmx.l.google.com | 3600 | 5 |
空白(.ドメイン名) | MX | alt2.aspmx.l.google.com | 3600 | 5 |
空白(.ドメイン名) | MX | alt3.aspmx.l.google.com | 3600 | 10 |
空白(.ドメイン名) | MX | alt4.aspmx.l.google.com | 3600 | 10 |
2023年4月以降に登録の場合 | ||||
ホスト名 | 種別 | 内容 | TTL | 優先度 |
空白(.ドメイン名) | MX | smtp.google.com | 3600 | 1 |
メールのDNS設定 | ||||
ホスト名 | 種別 | 内容 | TTL | 優先度 |
CNAME | ghs.google.com | 3600 |
Google Blogger DNSレコードの設定
Bloggerも以前にドメイン所有権の認証を終えていた場合、新たに認証の設定をする必要はありません4つのAレコード(ホスト名は空白)とサブドメイン名を追加します
TTLは特に問題なければデフォルトのままでもいいと思います
ホスト名 | 種別 | 内容 | TTL | 優先度 |
---|---|---|---|---|
A | 216.239.32.21 | 3600 | ||
A | 216.239.34.21 | 3600 | ||
A | 216.239.36.21 | 3600 | ||
A | 216.239.38.21 | 3600 | ||
www | CNAME | ghs.google.com | 3600 |
他に、Blueskyのアカウント認証とGitHub Pagesのアドレスにサブドメインを割り当てるDNS設定をしていますが、ここでは省略します
DNS情報が反映されるまで、12時間
そこからDNS情報が浸透するまで、1日から2日って感じでした(浸透するまでは、webサイトなどアクセスが不安定になったりします)
なので、最低でも48時間から72時間くらいは余裕を持っていたいですね
今回、Google WorkspaceもBloggerもGoogle側で設定することは何もありませんでした
DNS情報が反映されるまでの時間は不安になりますが、下手に焦って設定を変にいじって泥沼にハマらないよう気をつけましょう